阪神金本監督が78年以来となる国産の開幕オーダーを覚悟した。新戦力のエリック・キャンベル内野手(29=メッツ)が左手首のけんしょう炎で大幅に調整が遅れている。ソフトバンク戦に向けて福岡入りした指揮官は「無理だろね。間に合わないでしょ」とあらためて、開幕戦の構想から外した。無理をすれば、ケガ再発の可能性も生じる。「また、すぐに痛くなるから」と万全を期す方針だ。開幕戦のオーダーに外国人野手が名を連ねないのは、実に39年ぶりとなる。

 キャンベルは鳴尾浜の室内練習場でティー打撃を再開したが、まだ軽めのスイングだった。「ゲームに出られなくて、イライラしているし、つらい。まずはしっかり治して、ゲームに出られるように準備したい」ともどかしい思いを明かした。