阪神新井良太内野手(33)の「首」が分厚くなった。

 この日は3点を追う5回1死一塁で代打起用されると、中田が投げた低めのスライダーを豪快にコンタクトした。打球は右中間のホームランテラスに一直線。

 20日ロッテ戦の代打アーチから2打席連続本塁打を放った。「代打なので積極的に行こうと自分のなかで思っていた。(2戦連続に)たまたまです。しっかり準備して、そうなった」と振り返った。笑みがこぼれたのは金本監督だ。開幕1軍のボーダーラインに立つ境遇を冷やかす格好で、20日には「首の皮1枚つながりやがって」と話していたが、この日、再び、話題を振られると「良太? 2枚になった。分厚くなった!」と声をはずませ、周りを笑わせていた。