彼がそうだったのかい? オリックスに新加入した左腕フィル・コーク投手(34=パイレーツ)がオープン戦3度目の登板で好投。阪神打線を相手に7回97球を投げ、3安打1失点に抑え込んだ。

 「集中して投げられた。たくさんの観客の前で楽しめたよ」。開幕2戦目の4月1日楽天戦(京セラドーム大阪)へ向け、手応えを感じた様子だ。

 関西決戦、しかもこの日の相手3番は昨季まで在籍していた糸井だった。その糸井を4打数無安打に抑え込み、オリックス・ファンを喜ばせた。それでも「FAで移籍したそういう選手がいるのは聞いていたよ。でも彼がそうだとは知らなかった」と涼しい顔だ。

 ナックルを使った特徴のあるコークの投球に福良監督は「やはり左打者に強いね。安定しているよ。試合をつくってくれる」と高い評価を与えていた。