楽天藤平尚真投手(18)は未来のエース候補と、早くも呼ばれる。入団1年目のルーキー。久米島春季キャンプでは、1軍メンバーに名を連ねた。ブルペンを見守った梨田監督は「ボールに伸びがある。体のしなやかさを感じる。夏場以降に戦力になってくれれば」と、その才能にほれぼれとする。その一方で、同監督は「才能があることは分かっている。だからこそ無理をさせられない」と慎重に育成する方針だ。

 藤平は3月20日に行われたイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で“開幕投手”を務めた。3回1安打無失点6奪三振。2軍ながら、圧倒的な存在感を示した。ヤンキース田中将大が過ごした10号室に入寮するなど、球団側も「第2のマー君」として期待を抱く逸材。則本、西武からFA移籍した岸に次ぐ柱として、1年目から活躍する可能性は大いにある。【楽天担当 栗田尚樹】