巨人吉川光夫投手(28)が、開幕前の最終登板を6回4安打1失点(自責0)の4奪三振でまとめた。

 2回から6回まで毎回先頭打者に出塁を許すも、連打を許さずに味方失策による1失点に抑えた。「先頭への入り方はもっと工夫できたと思いますが、逃げずにしっかり投げられたことはよかったと思います。セットポジションの時のクイックもよかったです」と、開幕ローテに向けた手応えを深めた。

 広陵の後輩、小林誠司捕手(27)とはオープン戦初のコンビだった。試合前に全ての球種を使おうと話し合い、お互いの理解を深めながら結果も出した。「小林とは会話もしやすい。僕のボールを引き出してくれました」と振り返る。

 WBCから帰国して初のスタメンとなった小林は「試合の中でいろんなボールを投げられた。残りの時間を使って、いろんなピッチャーと話し合う時間を大事にしていきたいです」と先を見据えた。