プロ野球開幕(31日)を前に楽天は27日、仙台駅構内(東西通路)で壮行会を行った。午前9時、梨田昌孝監督(62)、エース則本昂大(26)らが姿を見せると、集まった大勢のファンから熱い声援が飛び交った。梨田監督は「やっと帰ってまいりました。私、監督2年目のときは毎回、優勝しております。(下馬評を覆し)ひと泡吹かせたいですね」と言うと、拍手が湧き起こった。

 引き続き一行は、戦いの神様として知られる仙台市の大崎八幡宮で必勝祈願を行った。絵馬に「夢と感動」と書いた梨田監督は「選手が、ケガなく1年間ベストプレーができるよう、お願いした」。朝からの雨がみぞれに変わる、冷たい空模様だったが「大崎(八幡宮)に来て、雨が悪いモノを流し落としてくれたように思う」。立て続けに開幕投手候補が離脱した現実に「年に何回かは試練があって、それが最初に来た。チームが結束できるチャンスだと思う」と、前を向いた。