勝利の方程式を担うソフトバンク五十嵐が、ウエスタン・リーグ広島戦で1イニングを3者凡退で抑えた。先発武田に代わった7回、先頭メヒアを投ゴロ、続く美間を130キロのフォークで空振り三振。船越も直球で遊ゴロに打ち取った。「全体的にはまとまりのある内容だったと思います」。ユニホームを忘れ、後輩星野の背番号「56」の姿でマウンドに上がったものの、今年5月で38歳になるチーム最年長投手は開幕OKをアピールした。

 スアレスが右肘肉離れで離脱。岩崎、サファテとつなぐ8、9回の形はできつつあるが、開幕からブルペンは手探りの状況でもある。「欲を言えば、スピードももっとなんですけどね」。この日最速の146キロにはまだまだ満足した様子はない。あと4ホールドで通算150ホールド、7ホールドでホークス通算100ホールドに手が届く。移籍5年目のシーズン、まだまだベテランは老け込むわけにはいかない。