バットを置いた来年の去就に注目が集まる。

 岩村監督 来年は正直分かりません。ただ、来年は監督だけとしてやってみたいという気持ちはある。まだまだ福島ホープスが福島県内に根付いてないのが正直な部分。福島ホープスを知ってもらえるように地域貢献活動を続けたい。

 そのために勝ち続ける。目下、開幕2試合で連敗中。14日のホーム開幕戦で今季初勝利を狙う。今年で見納めになる「代打オレ」を、ファンは期待している。

 岩村監督 今季残り70試合。まだ始まったばかり。1試合でも多く出るというのは考えている。福島ホープスのみんなと思い出に残る試合を1つでも多くつくっていきたい。1人でも多くの方々に球場に足を運んでいただいて、最後の姿を目に焼き付けてもらいたい。最後の最後まで、選手として120%の力を出せるように頑張りたい。

 ◆岩村明憲(いわむら・あきのり)1979年(昭54)2月9日、愛媛県生まれ。宇和島東高から96年ドラフト2位でヤクルト入りし、01年に日本一。06年オフにデビルレイズ(現レイズ)に移籍し、08年に球団初のリーグ優勝に貢献した。パイレーツ、アスレチックスを経て、11年に楽天に移籍。13年からは古巣のヤクルトでプレーした。15年から福島ホープスの選手兼任監督を務め、同年11月から球団代表にも就任した。NPB通算1194試合に出場し、打率2割9分、193本塁打、615打点。175センチ、92キロ。右投げ左打ち。