オリックスのステフェン・ロメロ外野手(28)が、今日25日に来日後初めて出場選手登録を抹消される見通しとなった。24日に神戸市内の病院を受診し、左膝大腿(だいたい)骨の骨挫傷との診断を受けた。程度によって全治が異なる症状だが、球団関係者によるとロメロの場合は約2週間。実戦復帰には最低でも3週間はかかる見通し。好調のチームに衝撃が走った。

 当初は軽傷とみられていた。22日のロッテ4回戦(ZOZOマリン)の右翼守備でフェンスに激突して負傷。千葉市内の病院で検査を受け「打撲」と診断されていた。23日の同カードは欠場。そしてこの日の再検査で新たな診断が出された。福良監督も23日の試合後に、今日25日の西武戦復帰が望ましいかと聞かれて「そうですね。1日も早く帰ってきてもらいたい」と話していた。想定外の事態を迎えた。

 開幕から4番を務めてきたロメロは4戦連発で4連勝に導くなど、ここまで15試合出場でチーム2位の5本塁打。12打点はチーム最多だ。存在感は大きく、他の打者にも好影響を与えてきた。抜ける穴は小さくない。代わる4番には小谷野が有力視される。離脱は痛手だが、復帰まで全員でカバーするしかない。