日本ハムは負の連鎖を止められなかった。投打に精彩を欠き、12年ぶりの10連敗。

 栗山監督は「やるべきことを毎試合、きちんと出来るかどうか」と振り返った。黒星を重ねたこの試合も、信じられないミスが飛び出した。4回1死無走者、中田が遊撃手の中島からのストライク送球をポロリ。これをきっかけに2死満塁のピンチを招いた。失点は防いだが、代償として先発村田の球数は90球に達し、この回限りでの降板を余儀なくされた。チームの失策数は今季20個目で、両リーグで断トツの数字。不振の打線に加え、投手陣も我慢できない展開が続いている。

 ▼日本ハムが14日楽天戦から10連敗。日本ハムの2桁連敗は05年に11連敗して以来、12年ぶり5度目。前年のリーグ優勝チームが2桁連敗は、76年に11連敗した広島以来となり、パ・リーグでは初めてだ。92、15年ヤクルトが9連敗を喫しながら優勝しているが、2桁連敗のチームが優勝した例は過去にない。