左太もも裏肉離れでリハビリ中の日本ハム大谷翔平投手(22)が26日、再びメジャー球団から熱視線を浴びた。

 2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷にドジャースのゲーレン・カー編成部長と今春WBCでオーストラリア代表監督を務めたジョン・ディーブル環太平洋地区担当スカウトが訪れた。11日にはレンジャーズのジョン・ダニエルズGMら4人も視察済み。この日もレ軍は渡部国際スカウトが訪れた。

 この日から屋外でのフリー打撃再開が予定されていたが、雨のため全てのリハビリメニューが室内練習場での実施に変更。室内でのフリー打撃では小田2軍打撃コーチの投球を24スイング、打撃マシンのボールを27スイングし、鋭い打球を連発した。

 その様子を視察したド軍のカー編成部長は「今日練習があると聞いていたので、事前に日本ハムファイターズさんにお願いをして、練習を見学させていただくことと施設を見学させていただいた。もちろん、全ての日本の球団に敬意を表していますので、その一環としてお邪魔した次第です。残念ながら、雨でしたけど」と、話した。

 大谷は曲線を走る「8の字走」も初めて行った。左太もも裏や昨秋に痛めた右足首も含めて状態を確認した。大谷は「問題ないです」と、コンディションが上がってきていることを強調。屋外でのフリー打撃再開は、27日に延期になった。