2-3と逆転された直後の2回裏。楽天の嶋基宏捕手(32)と茂木栄五郎内野手(23)の連続適時打で、巨人のエース菅野から、すぐさま再逆転をやってのけた。

 2回1死二、三塁から、嶋が「追い込まれていたのでセンター返しを意識していた」と、菅野のスライダーを中前にはじき返し同点とすると、なお一、三塁から茂木が速球を捉え、右前打で逆転に成功した。

 貴重な一打を放った茂木は「追い込まれるまでは厳しいボールばかりだったが、最後にきた甘いボールをしっかりたたけた」と納得の表情で語った。