ヤクルト宮本慎也ヘッドコーチ(47)と前ヤクルト投手コーチの伊藤智仁氏(47)が24日、板橋区立文化会館で「スポーツサミットin板橋3」に参加した。「板橋区ワールドアスリート育成支援会」が同区出身の五輪候補選手支援のため主催。また、板橋第1中学校では約150人の小中学生に野球教室を開催した。

 ヤクルトの秋季キャンプに参加した宮本ヘッドコーチの厳しさは、小中学生を相手にも変わらなかった。体の小さい子には「いいセンスをしているんだから、もっと飯を食え! そうしたらいい選手になるぞ」とトス打撃を指導しながら、大きな声を張り上げた。ヤクルトの選手たちにも「食べることも練習。おいしいな、という感じで終わってしまう食事ではだめ。体を強く、大きくしないと」と話していたが、小中学生にも方針はぶれない。イベント後には「野球ではなくても、子供たちはスポーツを通じて学べることは多い。五輪に限らず、どの競技でも世界を相手に日の丸を背負って闘える選手がたくさん育ってくれればいいですね」と話していた。