中日松坂大輔投手(37)の今季初登板が5日の巨人戦(ナゴヤドーム)に決定した。先月下旬に初めて首脳陣から伝えられたことが2日、分かった。当初は4日で内定。その後にローテや投手陣の事情もあって10日からのヤクルト3連戦が浮上したが、最終的に3月25日のロッテ戦から中10日となる5日に“中日デビュー”することになった。

 オープン戦期間は十分に間隔を空けて登板した。ソフトバンクにいた昨年3月は、他の投手と同様に1週間ごとに登板。しかし開幕直前に右肩痛が悪化し、1年間1軍登板を果たせなかった。昨年の経験から森監督は慎重なプランを組んだ。交流戦終了までの約3カ月間、本拠地での松坂登板候補日も内定。中10日以上空けるため、先発翌日に出場選手登録を抹消する。

 広島で開幕3連敗した中日はこの日、本拠地で全体練習を行った。松坂は登板日を明言しなかったが、覚悟を決めた言葉を並べた。「僕は普段通りに入れたらいい。オープン戦は投げたけど、レギュラーシーズンの雰囲気はまた違う。緊張すると思う。落ち着いて入りたい」。怪物の復活登板への秒読みが始まった。