阪神原口文仁捕手が11日、秋季キャンプ地の安芸市営球場で行われている紅白戦で「矢野阪神1号」を放った。

紅組の5番捕手で先発。1点を追う2回1死、小野の高め142キロ直球を完璧にとらえ、左翼席後方の防球ネットまで届かせた。「練習してることが今日は出せたかなって感じですね」。この日は第3打席でも左前打を放ち、2安打1打点と奮闘した。

守備でも強肩を披露した。3回1死から一塁走者の俊足植田が二盗を試みるも、原口の完璧なストライク送球で盗塁を阻止した。矢野新監督の“初戦”で来季正捕手を狙う原口が攻守でいきなりの猛アピールだ。