<ヤクルト2-1阪神>◇15日◇神宮

 気迫あふれる守護神の投球だった。ヤクルトの林昌勇投手(32)が2-1の9回、阪神のクリーンアップを封じ込めた。鳥谷は二飛、金本を空振り三振に打ち取り、二直で締めた新井の打席では、5球目に韓国時代の自己最速157キロを上回る160キロが表示された。それでも「そんなに感触がなかった」とさらりと振り返る。今季は16試合で防御率はゼロ。WBC決勝でイチローに勝ち越し打を打たれたことで、「あれ以上のプレーはない」と言う。極限の状態を経験したことが、好調の要因のようだ。

 [2009年5月15日23時5分]ソーシャルブックマーク