阪神の矢野燿大捕手(41)が今季限りで引退することが3日分かった。球団には既に引退の意向を伝えており、午後にも記者会見して正式表明するとみられる。

 矢野は2008年オフに右ひじを手術。翌09年は開幕前に左ふくらはぎを痛めたこともあって出場30試合にとどまった。復活を期した今季も右ひじに痛みを抱え、8試合に出場しただけで、6月8日に出場選手登録を外れてからは2軍で調整していた。

 矢野は1991年に東北福祉大からドラフト2位で中日入団。98年に阪神に移籍し、2003年、05年はリーグ優勝に大きく貢献した。08年には北京五輪にも出場するなど球界を代表する捕手として活躍した。プロ通算20年で1669試合に出場し、1347安打、打率2割7分4厘。

 [2010年9月3日12時11分]ソーシャルブックマーク