<中日2-3ヤクルト>◇2日◇ナゴヤドーム

 ヤクルトが意地の1勝を挙げた。試合前に3位阪神が勝って4位が確定し、クライマックスシリーズ進出が完全に消滅。相手もリーグ優勝を決めた中日だが、意地を見せつけた。1-1の7回、2死一、二塁で好投を続けていた先発村中に代えて、ジョシュ・ホワイトセル内野手(28)を代打で投入。河原から左翼線への2点勝ち越し二塁打を放ち、これが決勝点となった。フルカウントから外角直球に反応したホワイトセルは「どこの球をどう打ったのか分からない。フェアゾーンに飛んでランナーが帰ってきたという事実に満足している」と振り返った。

 先発吉見からチェン、山井、中田賢と先発陣の継投策で抑えにきた中日に、小川淳司監督代行(53)は「ああいう継投は予想できたことだけど、そうは点は取れない。(代打で)勝負にいきました」と勝ちにこだわった。

 [2010年10月2日23時2分]ソーシャルブックマーク