中日は10日に続き、11日のヤクルト戦も降雨で中止となった。このためシーズン終盤の日程は過密になり、10月4日から16日までの13日間で、14試合を戦う可能性が出てきた。

 東日本大震災の影響で、今季は開幕が遅れ、4月に予定されていた東京ドームでの巨人戦は電力事情を考慮し中止に。その結果、計6カードが9月下旬からの追加日程に組み込まれ、当初は10月4日から広島、巨人、ヤクルトとの9連戦、中1日で巨人との3連戦が予定されていた。

 しかし、中止となった10日の試合は10月13日に組み込まれ、同4日~16日はすべて埋まった。残り1試合を別の日に組み込むのか、ダブルヘッダーで行うのか。中日の佐藤良平球団代表は「営業からそういう話もあったけど、ほかの球団と話し合ってから。今はすべての可能性がある」と話し、まだ手探り状態であることを強調した。

 球団初のリーグ連覇を成し遂げるには厳しい日程との戦いもある。今後も中止の試合が出てくると、さらに日程は過密に。144試合目まで息切れしないスタミナが必要となってくる。