<阪神0-2横浜>◇4日◇甲子園

 雨にもかかわらず、甲子園には4万人を超えるファンが詰め掛けた。その期待に応えられず、阪神はわずか4安打で零敗。8回裏無死コールドゲームで敗れ、再び勝率5割、4位に転落した。

 横浜の三浦のコースを丁寧に突く投球に翻弄(ほんろう)された。1点を先制された直後の一回は1死一、二塁と攻めたが、4番に入った関本が併殺打に倒れた。2回と5回も得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。無安打に終わった平野は「さすがにいいところを攻めてこられた。何とか打ち返したかったけど」と悔しさをにじませた。

 0-2と劣勢で迎えた8回。2度目の中断の末に試合が打ち切られた。何とも後味の悪い敗戦に、真弓監督も「(天候の)いい状態で本当はやりたいけどね」と嘆くしかなかった。