楽天島田亨オーナー(46)が19日、宮城県庁を訪れ村井嘉浩知事(51)に震災孤児への支援金の目録を手渡した。

 今季、楽天は1勝につき100万円を、星野監督、選手会、三木谷会長、球団の4者で積み立てた。66勝分の6600万円に加え、球場周辺で行った募金と球団に届けられた見舞金をあわせ合計で約8000万円が集まった。これを東日本大震災の被害を受けた宮城、岩手、福島の3県に寄贈。被害規模などから、宮城には約半分の4000万円を贈った。震災で親を失った子どもたちへの支援に充てられる。

 島田オーナーは「地元に夢を、という思いでプレーしてきた。それに重なることとして、子どもたちへの支援に充てさせていただきたい」と話した。村井知事は「(楽天が)CSに行くだけでも県民の盛り上がりが違います」と激励した。