プロ野球の巨人やロッテで活躍した堀本律雄さんが14日午前8時30分、肺炎のため横浜市内の病院で亡くなった。76歳だった。葬儀は近親者のみで行った。

 大阪市出身。桃山学院高から立教大に進み、長嶋茂雄元巨人監督の1年先輩としてプレー。日本通運を経て60年に巨人に入団した。プロ1年目に29勝18敗の成績でセ・リーグの最多勝に輝き、新人王と沢村賞も獲得した。大毎(現ロッテ)移籍1年目の63年には15勝をマーク。65年限りで引退し、通算成績は201試合で63勝59敗、防御率2・82。大洋(現DeNA)や日本ハムでコーチも務めた。

 巨人は立大の1年後輩で巨人でも一緒にプレーした長嶋茂雄終身名誉監督(75)のコメントを発表した。長嶋氏の談話は以下の通り。

 「昨年11月に体調を崩していた堀本さんにお目にかかりましたが、その時はあんなに元気で楽しい話をしたのに。大変ショックを受けています。堀本さんは立教大学時代から、1年先輩として情熱あふれる指導をしていただき、プロでも巨人軍で一緒にプレーをさせていただきました。心からご冥福をお祈りします」。