巨人移籍が有力となっていることが16日に分かった前横浜(現DeNA)真田裕貴投手(28)について、巨人原沢敦GM(56)が17日、獲得の意志を示唆した。オープン戦が行われた西武ドームで取材に応じ、真田に関する質問に「彼が今どうしているかと個別の例を挙げて言うことはできないけれども、一般論として、みなさん承知している通り、ウチは支配下選手が少ないし、その中で戦えるだけの戦力を整えるのが僕の仕事だから、あらゆる可能性を考える。必要と思えば話をしていくということだろうね。ただ、具体的に誰と話しているとかは申しあげられないし、みなさんに申し上げる段階にくればお話しします。でも、まったくやっていないわけではないから。今に限らず、これまでもやっているし、7月30日まで続くわけだし」と応えた。「真田獲得」の明言は避けつつも、獲得に動いていることを暗示する発言をした。交渉が順調に進めば、近日中に4年ぶりの再入団が発表されそうだ。

 真田は昨オフ横浜(現DeNA)に自由契約を申し出て、ポスティングシステム(入札制度)を利用して米球界挑戦を目指していたが、移籍先に巡り合えなかった。今月に帰国し、今季も日本球界でプレーすることを決意していた。