<ヤクルト7-11中日>◇28日◇神宮

 中日山本昌投手が日本プロ野球で初めて、48歳の先発勝利投手になった。大量援護にも恵まれ、5回7安打5失点ながら今季5勝目。自身が7月に47歳11カ月でマークした最年長先発勝利を更新した。ただし5回に4点を失うなど、内容には相当不満が残った様子。

 「(48歳初白星の)意識はなかったけど、5回に先頭を取ってほっとしたのかな。自分に腹が立つ。こんな展開なのにみんなを使って申し訳ない」と心からは喜べなかった。打っては2回に5年ぶりのタイムリーを放ち、今季同僚の山崎武司がつくったセ・リーグ最年長安打と自身の最年長打点も更新。49歳での現役続行が決まっている来季は、浜崎真二(阪急)の持つ最年長勝利、最年長安打、最年長打点の日本記録を目指すことになる。