阪神黒瀬春樹内野手(28)が10日、11年目の1軍定着を誓った。

 佐賀・武雄市内で、県岐阜商と西武の先輩にあたる中日和田一浩外野手(41)との合同自主トレに参加。「今年こそ1軍でやらないとダメ。試合に出られるならポジションはどこでもいい。とにかく1軍にこだわりたい」と意気込んだ。

 寒風の白岩運動公園野球場では熱のこもったフリー打撃も披露。打撃投手を務めた和田から「体が流れてるぞ。もっと下(半身)で我慢して」など、1球1球アドバイスをもらいながら打ち込んだ。「去年は8月に甲子園の中日戦で岡田投手から、和田さんの前でセ・リーグ初ヒットを打てました。今年は和田さんの前でホームランを打ちたいです」。課題の打力アップで恩返しする。