コボスタ宮城近くの路上で12日午後、車両火災が発生した。

 午後2時ごろ、同球場正面ロータリーから数十メートル先の公道でベンツが突然、燃えだした。仙台東警察署によると、走行中に異常を感じた運転手が停車。脱出した後、車は炎につつまれた。けが人はいなかった。

 すぐに消防車が駆けつけ、約20分ほどで消火したが、車は真っ黒焦げとなり、一帯には異臭が立ちこめていた。交通規制がかけられ、警察が「爆発の危険がありますので、近づかないでください」と呼び掛けるなど、一時騒然となった。

 車は写真スタジオの正面に止められていた。同スタジオの男性店員は「10回ぐらい、爆発音がした」と証言。別の店員は「今日は成人式。午後も予約が入っているのに。早く、なんとかしてくれないと」と嘆いていた。

 なお、コボスタ宮城では、この日から新人9選手による合同自主トレがスタートしていた。新人たちがトレーニングを行った室内練習場からも、黒い煙が見えていた。ただ、火事が起きていた時間は、現場方向と反対側にある部屋でウエートトレーニング中だった。

 ドラフト1位の松井裕樹投手(18=桐光学園)は「え、本当ですか?」と驚いていた。