<羽ばたけ

 楽天ルーキーズ:ドラフト2位

 内田靖人捕手=18、常総学院>

 星野監督も将来の4番候補と期待する。ドラフト2位内田靖人捕手(18=常総学院)は、身長185センチ、体重88キロの恵まれた体の持ち主だ。高校日本代表でも4番を任されたパワーが武器。それでも、当の本人はプロ入り後、周囲の先輩たちを見て驚いたという。「皆さん、体つきが違う。腕も足も太い。自分もそうなりたい」。高校までは取り組んでこなかったウエートトレーニングを決意した。

 そんな意識の高さが、プロへの扉を開いたのかも知れない。新人合同自主トレが続いているが、1日の練習を終え寮に帰った後も、自主的に体を動かしている。今は「柔軟性が不足しているので」とストレッチが中心。毎日、風呂上がりに20分ほど行っている。今後は、寮に隣接する室内練習場でマシン打撃も行うつもりだ。

 相棒も決めた。高校までの金属バットが、プロでは木製に変わる。内田が選んだのは、重さ930~940グラムで、長さは85~86センチ。重い部類に入るが「プロの人は、それぐらいと聞いたので、振れるようにしたい」と言った。しっかり振り込んで、プロでも大きなアーチを描く。【古川真弥】

 ◆内田靖人(うちだ・やすひと)1995年(平7)5月30日生まれ。福島県いわき市出身。常総学院(茨城)では2年夏、3年夏に甲子園出場。高校日本代表にも選ばれた。契約金6000万円、年俸600万円(ともに推定)。185センチ、88キロ。右投げ右打ち。