ヤクルト小川泰弘投手(23)が1日、キャンプ初日からブルペン入りした。

 直球中心ながら、カーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球も交えて45球を投じた。「体のバランスを意識して投げた。飛ばしすぎず、コーナーに投げることをテーマに、体の使い方を確認しながら投げた」と説明した。

 投球練習後には、マウンド付近で高津投手コーチと話し込んだ。「チェンジアップとフォークをどう使っていくのかと。どっちを優先して投げるかとか、『消すのもありかもしれないけど、まだ変える必要はないかな』と。両方しっかり大事にしてやりたい」と、会話の内容を明かした。

 小川は昨季最多勝と最高勝率で2冠に輝き、新人王にも選ばれた。この日からサプリメント摂取を始めるなど向上心は強く「シーズンがいちばん大事。はやる気持ちを抑えて自分のペースを保って充実したキャンプにしたい」と決意を語った。