オリックスT-岡田外野手(25)が、12球団最速の実戦1号を放った。3日の紅白戦。2打席目に右腕戸田のツーシームに「下半身で粘れた」とタイミングを合わせ、右翼席へ運んだ。

 1本塁打、2二塁打で3打数3安打の好発進。「しっかり振り抜けたのでプラスに考えて、これからも続けたい」と笑みを浮かべた。

 10年の本塁打王も近年は成績が低迷。昨季は1軍に定着できず、4本塁打に終わった。再起を期し、オフには100キロ超だった体重を6キロ減量。キャンプでアピールを誓っていた。

 森脇浩司監督(53)が「打席の中で、やってやるぞという気概を感じた」と主砲の気合に満足げ。紅白戦開始前まで視察した日本代表の小久保裕紀監督(42)もT-岡田の練習を見守り「今年こそ、の気持ちが伝わってくる」と話していた。