楽天上園啓史投手(29)が11日、紅白戦で好投した。白組の2番手として、3回からの3イニングを1安打無失点に抑えた。

 3回の先頭北川に、いきなり右前打を打たれたが、後続を断った。直球、変化球とも制球がよかった。「始めは軽く入りすぎたけど、力んでバランスを崩すよりよかった」と、本人も納得の内容だった。

 かつての新人王も、楽天に移籍してからの2年間は未勝利。「とにかく、1勝したいです」と今季への意気込みは強い。星野仙一監督(67)は「あいつは、ラストイヤーと腹をくくっている。キャンプ初日から、びゅんびゅん投げていた」と期待していた。