孤高のバットマンが引き際を口にした。

 DeNAから戦力外通告を受けた中村紀洋内野手(41)が28日、去就期限は年内をメドに設定し、“引退”も覚悟していることを明かした。

 静岡・伊豆の国市で行われた選手会ゴルフに出席し、NPB球団から現在までオファーがない状況を説明。現役続行に意欲を燃やし、兵庫県内の自宅などでトレーニングを続けているものの、年内いっぱいで進退を定める意向を示唆した。

 ◆中村紀洋(なかむら・のりひろ)1973年(昭48)7月24日、大阪府生まれ。渋谷(大阪)2年夏に甲子園出場。91年ドラフト4位で近鉄入団。05年ポスティングでドジャース移籍。06年オリックス移籍から中日、楽天、横浜と渡り歩く。180センチ、93キロ。右投げ右打ち。家族は夫人と3女。今季推定年俸は5000万円。