東都大学リーグの中大が15日、八王子市内の同大で新年初練習を行った。全員でグラウンドの外周を30周する恒例の10キロ走では、今秋ドラフト候補の西銘(にしめ)生悟主将(3年=沖縄尚学)が3位でフィニッシュ。今春は二塁から元の遊撃に戻る可能性を示唆し「キャンプはショート中心に入りたい。首位打者とエラーゼロが春の目標」と意気込んだ。

 1月末で退任することが明らかになった元巨人の高橋善正監督(67)については「秋に全然打てなくても全試合使ってもらった。感謝しています。教えてもらったことを今後も残して、伸ばしていきたい」と話した。

 同じくドラフト候補の152キロ右腕、鍵谷陽平投手(3年=北海)も「高橋監督に出会っていなかったら自分は成長できていない。制球を意識して練習できるようになった」と話し、ラストイヤーのリーグ戦優勝と全国制覇を誓った。

 甲子園春夏連覇左腕の島袋洋奨投手(1年=興南)は、10キロ走初挑戦ながら上位でゴール。年末年始に沖縄の母校、興南で練習してきたという成果をアピールした。1年目のリーグ戦成績は春秋通算3勝7敗。現在下半身を中心としたウエートトレーニングに励んでおり「体を大きくして、ケガなく1年間投げられるようにする。去年の結果は上回りたい」と話した。