地元・阪神などの複数球団が注目する京大・田中英祐投手(21=白陵)が6日、京都市内の京大吉田グラウンドで始動した。

 工学部で工業化学を専攻。勉学でも忙しい日々を送る。この日も、午後3時から練習だったが、授業があったため午後4時半からの参加。広島鞘師スカウトが見守る中、暗くなったグラウンドで、ベースランニングなどで汗を流した。

 「1コマ目は生化学、2コマ目は量子化学の授業でした」と話す“頭脳派”右腕。プロ野球の世界も「全くないわけではない。春の自分の成績もふまえて考えます」と冷静に話した。