阪神才木浩人投手(27)は7回を1失点にまとめたが援護なく2敗目を喫した。胸を張れる投球だった。
「真っ直ぐも良かったですし、フォークも良いところに落ちていた。真っ直ぐがいい分、結構振ってくれたのかな。しっかりそこは継続していけたら」
初回からエンジン全開だった。広島先頭の大盛からフォークで空振り三振を奪って3者凡退発進。150キロ超えの直球とフォークを軸に空に斬らせ、3回まで完全投球で7奪三振。ハイペースでKを積み重ねた。
だが、7回。先頭の坂倉に左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、代打の矢野に犠打を決められて1死三塁。続く野間の打球は前進守備を敷いていた遊撃、中堅、左翼手の間にポトリと落ちた。7回4安打1失点、9奪三振。誰も責める者はいない。甲子園は温かい拍手で才木を包んだ。
「割り切るしかないと思う。自分の状態は悪くないですし、右肩上がりに上がってきている。今日は1点取られましたけど、次はしっかりゼロでいけるように調整していけたら」
21イニングぶりに失点した1点に泣き、通算50勝はお預け。それでも今季登板した8試合中6試合でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を継続。エースの安定感が増している。【村松万里子】



