<オープン戦:中日2-0楽天>◇9日◇ナゴヤドーム

 楽天ルーキー聖沢諒外野手(22=国学院大)が、中日川上から一矢報いる安打を放った。4回1死、カウント1-3からの140キロ直球を引っ張ると、打球は一、二塁間を破った。川上にはこの日、4回を打者13人で料理されており、唯一の安打が新人のバットから生まれた。試合後の聖沢は「制球がいいので、真っすぐを狙って振っていこうと思っていました。ヒットになって良かった」と笑顔をみせた。最初の打席は「格の違いを見せられました」と脱帽する見逃し三振。直球、シュート、カットボールと3球で終わった。「見たことないボールでした」と苦笑いするが、それだけに、2打席目の安打は自信につながったはずだ。