獅子退治は虎に学べ!
ソフトバンク王貞治監督(68)が27日、交流戦後のリーグ戦対策として、西武を0本塁打に抑えた阪神投手陣の投球パターンを、徹底分析する方針を示した。大分へ移動する中部国際空港で王監督は「(西武打線を抑える)やりようはあるということだよ。西武も全部の球を本塁打してるわけじゃない。交流戦だけでなく、シーズンもそうだけど、いいところは取り入れないと」と語り、西武打線封じ込めのヒントを阪神戦から探る考えだ。
セ、パ・リーグの首位対決となった、25日からの阪神対西武2連戦。阪神が12球団最多の72本塁打を誇る西武をノーアーチに封じ込め、2連勝を飾った。2試合で計8投手が投げ、20回を2失点。対照的にソフトバンクはリーグ戦12試合で西武に球団別最多被弾となる24本塁打を許し、対戦成績も5勝7敗。「うちの場合、特定の打者とか他球団では打ってない打者とかにもやられている。情報がこれだけ発達してるんだから、そういうのはしっかりとね」と王監督。24被本塁打のうち初球が9本、2球目が5本、3球目が3本、と約7割が早いカウント、と反省すべき傾向は明確。これに虎投手陣の成功例を対策の材料に加え、後半戦の巻き返しに生かすつもりだ。
28日からはセの最下位、横浜との2連戦。3連敗で借金2を背負っただけに、再浮上のきっかけをつかみたいところだ。「昨日も勝ってるし(抑えの)寺原を出さない展開にしないと。今のうちは相手どうこうではなく、次の試合だよ。突き進むしかないんだから」と、王監督は横浜にも警戒心を強めた。この日の昼には名古屋市内でコーチ陣との昼食会を開いた。「特別な話はしてないけどね。切り替えてやるしかないんだよ」。シーズンは残り90試合、あくまで前を見据えて王監督は戦う。【中村泰三】




