広島が新外国人野手の調査に本腰を入れていることが16日、明らかになった。右肩リハビリ中のシーボルに代わる三塁手をすでに複数リストアップ。元西武の大砲スコット・マクレーン内野手(36=ジャイアンツ傘下3A)が筆頭候補に名を連ねている。

 球団幹部は「ブラウン監督が目指すのはスモールベースボールだが、その中でも下位打線に長打力がほしい」と説明。現在3Aでプレーしているマクレーンは過去にメジャーで本塁打は記録していないが、3Aでは昨年までの8年間で200本塁打以上をマーク。西武でも打率は低かったが01年に39本、03年に26本塁打するなど長打力は立証済みだ。

 シーボルは5月29日に登録抹消されるまで打率2割4分2厘、5本塁打、16打点の成績。勝負強さは随所に発揮したが、昨年3Aで32本塁打した長打力は陰を潜めた。ただ、右肩痛も治り近日中に1軍復帰予定。この日、所用で広島市民球場を訪れ「いつでも上がれる準備はできている」と語った。球団側はシーボルの調子を見ながら新助っ人探しを並行して進める。