ロッテの入団テストが5日、千葉マリンで行われ、元巨人の角盈男氏(52)の次男晃多二塁手(東海大相模3年=右投げ左打ち)が好打でアピールした。67人が受験した1次テストを突破し、30人で臨んだ2次テストのフリー打撃とシートノックに進んだ。そこでバレンタイン監督とスカウト全員が見守る中、左投手から右中間を破る三塁打をマークする勝負強さを見せた。「自分のセールスポイントはしっかり出せた」と笑顔で話した。

 スタンドでは父盈男氏が熱視線。「体は小さいけど投手が嫌がる若松さんみたいな打者になってほしい」とエールを送った。168センチ、74キロと小柄ながら相模の4番として高校通算36本塁打をマークした。松本スーパーバイザーは「打撃に関しては光るものがあった。2次に残った選手は全員ドラフト指名する可能性がある」と高く評価した。昨年はテストを受験した5人が育成選手枠で入団している。