ロッテ大塚明外野手(33)が現役プロとして史上初の漫画原作者デビューする。来年2月からヤフーコミックで野球漫画の連載がスタートすることが16日、決まった。この日、千葉マリンで契約更改交渉に臨んだ大塚は660万円増の3060万円(推定)でサイン。今季は俊足を生かした守備、走塁に加え、打率2割6分6厘とスーパーサブ的な役割をこなした。「来年もケガなく1軍にいて若手を支える存在でいたい」と話した。

 もう1つ、グラウンド外での仕事も始まる。来年2月からインターネットで漫画連載がスタート。「技術論だけじゃなく、地方で野球をやっている少年が名門校やプロに行って味わう挫折や成功などを伝えたい。広く伝わる方法として漫画に行き着いた」と話した。プロ16年の経験を踏まえたリアリティーある漫画となりそうだ。

 まずはインターネットで連載を開始して、人気が出れば単行本化する。「3巻の予定だが、半分くらいは書き終わった」と話した。プロ球界でいち早くブログを始めたり、株や競馬への造詣も深い大塚ならではのチャレンジとなる。【鳥谷越直子】