日本ハムが背番号「0」を永久欠番とする方針を検討していることが28日、分かった。今季は日本ハムを除く11球団が使用するなど浸透しているが、背番号としてはふさわしくないと判断。選手側から要望があっても、球団側は却下することで確認した。

 球団幹部は「選手が背中に着けるものとして、ゼロはどうかなという疑問がずっとあった」と話した。通常は1番から始まる社会通念上の“番号”という定義では、違和感があるというのが理由だ。現在永久欠番は「100」だけ。大社義規前オーナー(享年90)が81年リーグ優勝時にユニホーム姿で胴上げされた時に背番号として使用していたため、制定している。かつてはテスト生から成功した松浦宏明も背負ったが、幻の番号になりそうだ。

 [2008年12月29日6時54分

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