JFKからお勉強!

 阪神岩田稔投手(25)ら選手20人が26日、27日から始まる沖縄合同自主トレに備えて現地入りした。岩田はWBC公式球をグラブに忍ばせて沖縄入り。第1次候補に追加招集されているWBCでは、チームでの役割とは異なり、中継ぎとして期待されている。中継ぎ登板の調整の仕方は?

 あるいは気持ちの持ちようは?

 岩田は猛虎の鉄壁リリーフ陣から「救援の心得」をヒアリングする考えだ。

 見渡せば、最高の教材がズラリとそろう。「JFK」に江草、渡辺…。取材相手には事欠かない。「(起用法などは)まだ何も聞いていないけど、このキャンプでそういう話も聞けたら、と思っています」。世界の舞台に立つために、岩田は南国の地で「リリーフの心得」を学ぶつもりだ。

 12月15日に発表された代表候補に漏れたが、ドジャース黒田が辞退したことにより、約1カ月後に追加招集された。1度はあきらめた夢を、また追いかけるチャンスをもらった。「代表に残りたい。自分に求められるものもある。(選ばれたら)きっちり力を出せるように」。

 代表候補にはレッドソックス松坂、日本ハム・ダルビッシュ、楽天岩隈ら実績のある先発陣が名を連ねる。自分ができることは何か。そう考えた時、フル回転する必要性を感じていた。11月中旬に最初の候補48選手にリストアップされたことが分かった際には「中継ぎかロングリリーフでもやれと言われたら、もちろんやる。日本代表にあこがれがあるから。自分で良かったら(辞退した中日岩瀬の役割を)やりたい」と誓っていた。そんな目標を実現するためにも、沖縄で「リリーフの心得」を学び、万全の準備を整える。

 この日は沖縄合同自主トレに備え、現地入り。鞄の中のグラブには、WBC球が挟まっている。「1ダースもらって、1球はずっと手元に置いています」。19日まで行ったソフトバンク杉内らとの合同自主トレでも使用し、鳴尾浜のブルペンでも投げた。手に馴染んできたWBC球も同時に沖縄入りさせ「これからは投げ込む球数を増やしていく」とプランを語った。

 チームメートには台湾代表候補の林もいるが「相手を見る余裕なんてない」ときっぱり。岩田は世界を目指して、がむしゃらに身も心も鍛え抜く。【佐井陽介】

 [2009年1月27日11時16分

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