中日李外野手が来日も困った?
中日李炳圭外野手(34)が29日、母国・韓国から来日した。今季3年目を迎える助っ人はポスト・ウッズの一塁候補の1人だが、この落合博満監督(55)の構想に戸惑いを見せた。新外国人トニ・ブランコ内野手(28=ロッキーズ2A)次第だが、プロでは外野手一筋でやってきただけに、ちょっぴり困り顔だ。李はキャンプ・インに備えてきょう30日に沖縄入りする。
中部国際空港の到着ロビーに現われた李は、3年目のシーズンへ意欲をみなぎらせていた。「今年はチームが弱いという評判も耳にする。助っ人としてチームの力になれるように頑張りたい」。1年目は2割6分2厘で9本塁打、2年目が2割5分3厘で16本と期待を裏切った助っ人も今季が契約最終年。中日残留を希望して3割、20本を目標に設定した。
だが、一塁を守る可能性があるという「落合構想」を聞いた途端に、決意に満ちた表情が苦笑いに変わった。「う~ん、高校の時にやったことはあるけど…。プロに入ってからはずっと外野手だから」。落合監督の構想では一塁手は原則として新外国人ブランコだが、仮にキャンプを通じてブランコに守備の不安が露呈すれば和田か、李を一塁へまわすプランを用意している。「守り勝つ野球」への原点回帰を目指す今季は、投手が安心して投げられる守備陣を敷く方針。ウッズ、中村紀が退団しただけにいかに失点を防ぐかが生命線になるからだ。
ところが、李は一塁守備については自信なさげに笑うだけだった。「ここ15年間はずっと外野手だから…。一塁ミット? もちろん持っていない」。あくまで“非常事態”への備えだが、キャンプでは一塁の守備練習を命じられることも十分に予想される。一塁プランが本格的に動き出すとなれば、李にとっては打撃以前にまず守備面のブランクを克服する必要がある。【鈴木忠平】
[2009年1月30日11時40分 紙面から]
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