八王子実践が明大八王子との“八王子ダービー”を接戦で制し、同校初の決勝進出を決めた。河本ロバート監督(40)は「同じ八王子ということもあって、『八王子を盛り上げたい』という気持ちもありましたし、明大八王子の椙原監督もお世話になっている監督なので、いろんな思いがありながら試合に入りました」と振り返った。昨秋の新チーム結成後、2度練習試合を行ったが、どちらも敗戦。「三度目の正直だったので、自分たちの野球をしっかりやって倒しきろう」と選手に声をかけ、臨んだ試合だった。

試合はエース塚原翔太投手(3年)が9回136球を投げ抜き、チームを決勝へ導いた。マウンドでは雄たけびを上げながら闘志を前面に押し出す右腕だが、「普段は笑顔がいいと言われます。(自分の性格は)優しいかな…」とマウンド上とは対照的な表情を見せた。それでも同校初の決勝進出について「歴史を塗り替えたというか、過去の成績を超したので、勢いそのままに決勝でも勝てるよう頑張ります」と、力強く初の甲子園出場を見据えた。学校創立100周年の節目の夏、八王子実践は春夏通じて初の甲子園出場まであと1勝に迫った。

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