オリックスの新旧エースが「共演」するプランが30日、浮上した。小松聖投手(27)が先発する4月3日の開幕ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で、同じく先発6本柱の1人・平野佳寿投手(25)がリリーフ待機する可能性が出てきた。

 WBC帰りで調整が十分ではない小松に対してイニング数、球数が配慮されるため、「第2先発」として平野が浮上した格好だ。平野はローテーション通りなら同9日の西武戦(西武)が初陣になるが、たとえ3日の開幕戦に投げても中5日の休養を取れる。

 大石監督は「ありと言えばあり」と話しており、現時点では平野の開幕1軍登録が有力だ。右ひじ手術で昨季を棒に振った右腕にとっての1軍復帰戦にもなるかもしれない。

 昨季15勝の現エース小松が先陣を切り、一昨年のエース平野がロングリリーフ、そしてセーブ王の加藤が締める…。平野-小松の継投は07年9月19日の西武戦(京セラ)で1度あっただけ。そのときは負けているが、豪華リレーが再現されればオリックスの開幕戦白星も近くなる。【柏原誠】

 [2009年3月31日11時42分

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