マー君ストップで、上昇気流をつかむぞ。阪神は1日、2日からの楽天2連戦(Kスタ宮城)に備え、遠征先の札幌から仙台へと空路移動。到着後に行われた練習では、今季初めて新井、関本、鳥谷ら主力野手も参加するなど、借金7の現状打破に向けて精力的に汗を流した。3日の第2戦には、ここまで7勝、防御率0・92と無敗を誇る田中の先発が予想されており、チーム一丸となって連勝ストップに臨む。
体を休めている余裕などない。現在、借金7を数え、リーグ5位を迷走中の真弓阪神。これ以上の醜態をさらすまいと、この日の練習には主砲金本、代打の神様・桧山、体調が万全ではない赤星を除いた野手全員が、真剣な表情で参加した。
前カードの日本ハム戦(札幌ドーム)では、失策あり、暴投ありと守備のミスが目立ち、2試合で6失策。5月31日の試合では17安打を放ちながらも12残塁の拙攻で、延長12回引き分けに終わった。首位巨人とは今季最大の11ゲーム差に広がるなど、歯止めがきかない状況。このチームにまん延する「負」の流れを変えるには、もってこいの相手と3日の試合で対戦することになりそうだ。
その相手とは、ここまで勝率10割を誇る楽天田中。5完投、3完封も両リーグトップを走るなど、いまや日本を代表する投手だ。この日、鳥谷や桜井に熱心な打撃指導を行った指揮官は、田中との対戦について「いい投手だからね。めったに(対戦)できない相手だろ。連勝中なんだろ?
そろそろ負けを付けんとな」と息巻いた。
ただ打って、走って、守ってというオーソドックスな野球をするつもりはない。前カードの日本ハム戦では金本、新井と主軸が盗塁を決める場面も見られたが、継続して「足技」を絡め、相手投手にプレッシャーをかけていくつもりだ。山脇守備走塁コーチは「一つでも先の塁にいって、点が入りやすい状況を作らないと。連打はなかなか出ない」と意図を説明。あらゆる手段で田中の連勝を止め、勢いを付けて交流戦後半戦に臨みたいところだ。【石田泰隆】
[2009年6月2日12時25分
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