<広島3-1阪神>◇8日◇ハードオフ新潟

 阪神能見篤史投手(30)が、中継ぎ降格の無念を力に変えた。2点ビハインドの6回から3番手で登板。3回を投げて1安打無失点、7三振を奪って、持ち味を発揮した。

 最速147キロの直球に悔しさを込めた。変化球とのコンビネーションで次々と三振を奪う。イニングを重ねるごとに、球速がどんどんアップ。8回はフィリップス、栗原、マクレーンの中軸を3者連続三振。9アウトの中で、7Kを奪う圧巻のピッチングだった。「いろんな思いがあるから。悔しい思いや自分への物足りなさとか…」。帰りの通路で、静かに言った。

 今季は13試合に先発して3勝6敗。3個の黒星先行もあって、4日ヤクルト戦後にローテーションを外された。中3日で迎えた初の中継ぎ登板で、球威ある直球と鋭い変化球で三振がとれる長所を存分に披露。真弓監督は「よかったね。先発復帰も考えられるけど、後ろでも十分戦力になってくれる。三振がとれるのは大きいね」と評価した。

 現在は左肩痛でウィリアムスが2軍調整中。代役は江草が務めるが、ピンチを三振で断ち切る能見の球威は魅力。ローテ復帰に加え、勝ちパターンのリリーフという選択肢も出てきた。

 [2009年7月9日11時31分

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