虎党も逆転CSへ本気です。阪神の追加日程(雨天中止振替試合)で組まれた10月3日ヤクルト戦と同4日中日戦(ともに甲子園)が完売間近となっていることが7日、分かった。同カードは今季140試合目と141試合目で、本拠地甲子園では今シーズン最後の試合だけに、ファンのニーズも高まっている。

 営業担当者は「残っているのはレフト側の外野席と、三塁側のアルプスです。今のチームの状況もあるのでしょうね」と分析した。10月に本拠地で試合を行うのは、リニューアル工事の影響もあって3年ぶりとなる。本来、消化試合が多くなる10月は約3万人のファンしか集まらないが、今年は異例の売れ行きで4万人超えも確実となった。

 上昇気流を描くチームに対する期待の表れだ。3日に発売された2試合がわずか5日で完売寸前。選手は秋口としては異例の大観衆を味方につけて戦う。

 ちなみに10月8、9日の敵地神宮でのヤクルト2連戦は9月8日からチケットが発売される。3位争いがもつれれば、まさに最終決戦になることも予想され、プラチナペーパーになる可能性が高い。チーム周辺がいよいよXデーに向けて熱くなってきた。

 [2009年9月8日11時54分

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