<巨人6-4広島>◇3日◇東京ドーム
巨人ディッキー・ゴンザレス投手(30)の表情は暗かった。本拠地最終戦を白星で飾り、セレモニーでグラウンドを1周しても硬いまま。「15勝できたのはうれしいよ」という言葉と正反対。広島相手に7回途中4失点(自責3)。納得できなかった。
1回、先頭東出にいきなりの四球。味方の失策もあり先制を許した。その後も長打や自らの暴投絡みで失点。7回1死、広瀬に死球を与え降板した。「調子がいいと思っても球がいかなかった。点を取ってくれた味方に感謝したい」。
それでもリードを保っての交代。1回、同点打のラミレスが「いいサポートができた」と言えば、3回に31号ソロの阿部は「ゴンちゃんに勝ちが付くといい」。1人で10以上も貯金をつくった功労者のため、チームが団結した。15勝1敗、勝率9割3分8厘は驚異的だ。1敗は交流戦のオリックスからで、15勝以上で同一リーグ相手に負けなしはセ初だ。
試合後、中日吉見がリリーフで16勝目を挙げたことを知った。最多勝には、先発が予想される10日の今季最終戦で追い付くしかない。「正直、先発として最多勝を争っていて、向こうのやり方とはいえリリーフに回るのは土俵のルールが違う」と言い切った。帰りがけ、自分の背中を指して言った。「これを見てくれ」。故郷プエルトリコで買ったTシャツのプリント「喧嘩上等喧嘩」の文字が躍っていた。「気に入ってるんだ」と、ようやく笑顔になった。闘志メラメラ。最多勝を狙う。【古川真弥】
[2009年10月4日8時13分
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