ヤクルトを解雇された木田優夫投手(41)が日本ハム入りすることが26日、明らかになった。1年契約の年俸1000万円で合意したが、「大好きな野球を続けるチャンスを与えてもらって感謝しています。日本ハムはリーグ優勝した強いチーム。連覇に貢献できる働きをしたいです」と決意を込めた。27日にも発表され、12月2日に入団会見を行う予定だ。

 来季でプロ入り24年目を迎えるベテランの新天地は北海道だった。メジャーも含めプロ8球団目となる移籍先について、木田は「札幌は小学校4年から6年まで住んでいたところ。地元で頑張るという気持ちでいます」と話した。

 年俸は安くても、実力はまだまださびついていない自信はある。今季のヤクルトでは若手優先の起用方針だったため思うように登板数は伸びなかったが、30試合に登板。春先には先発も務めるなど、球威も140キロ台後半で連投も可能。練習態度もまじめで、若手の模範となる存在。「1年1年が勝負。少しでも長く札幌でプレーできるように頑張りたいです」と意気込んでいた。(金額は推定)

 [2009年11月27日7時34分

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