助っ投の先発あるぞ!

 阪神山口高志コーチ(59)が19日、自主トレ最終日となった鳴尾浜球場に訪れ、新外国人のケイシー・フォッサム投手(31=カブス)の先発の可能性を示唆した。「先発もいけるイメージがある」。メジャー通算40勝左腕はスターターとしても計算されている。

 実績を見れば先発起用にも驚きはない。メジャー通算237試合に登板、うち120試合が先発登板。経験値は申し分ない。ダイヤモンドバックスに所属した04年には、27試合すべてて先発し年間を通してローテーションを守った。

 ただし、山口コーチは条件を付けた。「江草、筒井の状態がよかったら」。キーマンは今季奮闘した左腕の2人だ。「まずはウィリアムスが抜けた穴を埋めるのが最優先」。チームはポスト・ジェフを急務としている。「球児がストッパーとして、一番働きやすい環境をいかにつくれるか」。2人が穴を埋め、勝利の方程式が確立できるかが“人事異動”のカギとなる。

 「(起用法の)選択肢はいっぱいある。外国人にしても、できるイメージがある」とランディー・メッセンジャー投手(28=マリナーズ)も中継ぎ限定というわけではない。春季キャンプが始まる2月1日から、ポジションを巡るイス取り合戦が繰り広げられる。

 [2009年12月20日12時0分

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